宮城トップシェアを走り続ける秘訣は ”圧倒的スピードと仕事への熱意”
コインパーキング施工会社の未来を担う若きエース。
取材に訪れたのは、仙台中心部の繁華街の路地にあるコインパーキング。
時間貸し駐車場のリニューアル工事だ。
ニッテン工業は仙台市太白区に事務所を構え、コインパーキングエリアの施工をメインに手掛ける会社である。現地調査による最適な企画提案~施工まで、駐車場工事のトータルサポートで早い納期と丁寧で正確な仕事が評判を呼び、わずか数年で宮城県でのコインパーキング施工でトップシェアに立った。その活躍は宮城県内にとどまらず東北各地まで広がりを見せている。
そんなニッテン工業で第一線で活躍する若きエース、二野井司(にのい つかさ)さんは仕事の相棒である大泉さんとともに少し恥ずかしそうに、でも現場に立つ姿は凛々しく自分たちの仕事に自信とプライドを持って仕事に打ち込む姿勢を見せながら私たちの質問に答えてくれた。
施工スピードは他社の3倍。秘訣は「徹底した段取りと役割分担」
まずはなぜ、少数精鋭でありながら宮城県で圧倒的なシェアを獲得できているのか。どこに秘密が隠されているのかその理由を聞いてみた。
「他社と比べて普通なら1週間かかる現場であっても、自分たちが施工すると3分の1程度の日程で施工引き渡しまで進めることが出来ます。その分お客様は余分なコストを抑えていただくこともできますし、早いだけでなく、キレイに正確に仕上げることを徹底していますのでお客様からの信頼をいただけていると思っています。」
他の業者と比べて3倍のスピードで施工を進めることはそう簡単なことではないと思う。
「現場に入る前段階が肝心。スタッフ同士で事前の段取りをしっかりしておくこと。当たり前のことをしているだけなんですけど、誰が何をするのか役割分担をしっかり把握して現場に入るのでそれが結果的に無駄のない作業効率に繋がっているのかな。」
そして二野井さんはそのために重要なことはスタッフ同士の日頃からのコミュニケーション構築だと話す。
「現場では細かい危険な作業も伴う中で、お互いの信頼関係が大事になる。普段からしっかりと相手を知る、理解するためコミュニケーションを取ることが、チームで仕事をする上で一番大事なことだと思いますね。」
仲間と現場を創り上げる達成感。成果は自分に還元されるやりがい。
この仕事は未経験から始めたという二野井さん。ここまで来るのにどんな道のりだったのだろう。
「一つひとつ着実に仕事を覚えていける環境があったので、他のスタッフも含めて違う業界からのキャリアチェンジは叶えやすいと思います。そんな中でも常に自分で考え、主体的に行動することを大切にしてきました。現場は常に屋外なので暑さや寒さの中での作業は辛いこともありますが現場を仲間とともに創り上げる達成感を味わったら大変なことも全部忘れます。」
と笑顔で話す。
さらに、頑張った分だけ自分にしっかり給料として還元されることもモチベーション維持に繋がっているという。
「お客様からも信頼をいただけて、会社からも自分の仕事を認めてもらえることが自分の成長意欲をさらに高めてくれているんだと思います。」
社員は家族。「プライベートでも会いたくなる仲間」
ニッテン工業には、現場で頑張るスタッフを陰で支える女性の存在が。
皆を見守る笑顔が素敵な事務員の福島さん。
「とにかくうちの会社はスタッフ同士の仲の良さが特徴だと思います。私もご縁がありこの会社に入りましたが、社長をはじめ皆さん家族のように大事に接してくれるのが本当に居心地が良いんです。お互い気遣いも忘れず、誰かが大変な時には助け合える良い関係性です。引越しするときも手伝ってくれたり、エアコンを取り付けてくれたり(笑)すごく助かりました。」
二野井さんと10年のタッグを組む大泉さんも
「プライベートでも焼肉したり、海に行ったり、家族ぐるみの付き合いですし、仕事において尊敬と絶対的な信頼を置いています」
”プライベートでも会いたいと思える仲間”だと皆が口を揃えて話す姿はとても印象深い。
更なる事業拡大を目指し、従業員一人ひとりが輝けるフィールドに。
社長も福島の現場から駆け付けてくださりスタッフ全員集合で現場はさらに笑顔と活気にあふれる。
トップシェアの秘訣を社長にも尋ねると
「速さ、上手さはもちろんだけど臨機応変に現場で対応するスタッフの対応力だね」
と現場で作業するスタッフ一人ひとりの顔を見渡しながら答えてくれた。
そして今後は宮城・東北だけでなく、関東にもシェアを広げていきたいと今後の展望もお話しして下さった。
「パーキング業界の今は次々に新しい機械やシステムが増え、速い速度で進化している。インボイスに対応していない機械の入替工事など、新たな受注も増えていて業績は好調。今後はフラップレスのパーキングが主流になり、精算機もなくなり事前決済などが当たり前になるだろう。施工会社としてもその変化に合わせて先を見てお客様に最適な提案をしていくことが必要。車がある限りパーキング自体がなくなることはないが、今後は更なる事業展開も視野に考えている。そのために良い人財を確保することもとても大事な要素。海外人財にも注目している。」
二野井さんも将来の展望を次のように話してくれた。
「今は宮城・東北がメインだが、人を増やしてさらにシェアを広げていきたいです。そのために自分に厳しくあることは常に忘れずにいたいですね。」
これから一緒に働く仲間を増やすことについては
「働く仲間として、相手を思いやる気持ちや熱意が大事。その人をしっかり受け入れて、従業員一人ひとりが活躍できるフィールドを作っていきたいです。」
と熱い気持ちを語ってくれた。
事務員の福島さんも
「社宅費用や、資格取得の会社全額負担など会社の福利厚生も手厚いので働きやすさも感じていただけると思います。長期の休みもしっかりとれるのでメリハリのある働き方ができますし、一緒に働く仲間が本当に素敵なので、これからはその仲間を一人でも多く増やしていきたいですね。自分自身も会社と共に成長して出来る仕事の幅を広げていきたいです。」
とこれからの未来を明るく語ってくれた。
実際の施工現場での取材は、常に活気と笑顔にあふれていて、体力も消耗するハードな仕事であることを忘れさせてしまうほどだった。
社長と社員一人ひとりとの信頼関係、働く仲間としてのコミュニケーションの良さこそが、お客様に質の良いサービスを提供できる理由なのだと肌で実感できるインタビューとなった。
20代、30代の若い力を中心にエネルギーに満ちたニッテン工業の未来が楽しみだ。
企業情報
宮城県仙台市太白区富田上野東4-1
・駐車場管理装置の設計、施工及び保守点検
・駐車施設設備機器の企画、設計、販売、管理
建築業許可 宮城県県知事許可 第021659号