伝統的な水産卸から、魚×エンタメの未来へ。株式会社海老今が、頼もしい仲間たちと仕掛ける新しい体験。
「卸売は、ただモノを右から左へ流す仕事ではない。その先にある誰かの笑顔を創るための、大切な繋ぎ役である」
そう語るのは、水産卸「株式会社海老今」の代表取締役社長、今野 元博さん。
かつて音楽業界や商業施設のマネジメントといった、流行の最前線でキャリアを築いていた今野社長が、震災を機に地元へ戻り、家業を継ぐことになった。
歴史ある魚市場に息づく伝統的な商習慣や感覚に実直に向き合い、試行錯誤を重ねてきた過去。
そして今、同じように異業種から飛び込んできた頼もしいスタッフたちと共に歩む現在から、次世代へ向けた未来のビジョンへと繋がる、海老今のありのままのストーリーに迫る。
エンタメ業界から水産卸へ。全く異なる世界での第一歩
前職では音楽やアニメの版権など、エンターテインメントの最前線でビジネスを展開していた今野社長。
そんな彼が水産卸の世界に飛び込んだとき、最初に直面したのは、卸売市場に長年息づく独自の伝統や商習慣との「感覚のすり合わせ」でした。 かつて培った手法をそのまま持ち込むのではなく、まずは市場のルールやリアルな環境をリスペクトし、泥臭く向き合う。
「コミュニケーションや、お酒を飲むことも好きだったので、意外と向いていたのかもしれません」
そう振り返る通り、持ち前の柔軟さで環境に溶け込むことから、海老今での新たな挑戦が始まりました。
柔軟性と「このキャラ」で紡ぐ人間関係
市場という場所は、独自のルールや歴史があり、一筋縄ではいかない人間関係の難しさがあります。
そのなかで求められたのは、綺麗事ではない「かなりの柔軟性」でした。 今野社長が大切にしたのは、構えることなく、お酒を酌み交わす場でも素の自分で率直に語り合うこと。
嘘のない対話を重ねることで、市場の人々との距離を少しずつ縮め、新しい信頼の形を作っていったのです。
効率よりも、目の前の人を喜ばせる接客
その実直な姿勢は、市場に迷い込んできた一般のお客様に対しても変わりません。
効率だけを求めるのではない、素の言葉での丁寧な接客。
「値札がなくて入りづらい」という市場のイメージを払拭し、目の前の人に誠実に向き合う。 それが「海老今の今野さん」という、個人としての深い信頼に繋がっています。
サッカーコーチから水産市場へ。小野さんの転身と挑戦
今野社長と同じように、まったくの「異業種」からこの世界に飛び込んできた仲間がいます。
スタッフの小野さんです。
小野さんはサッカーのコーチとして子供たちを指導していました。 そこから縁あって海老今へ入社。
畑違いの水産の世界への転身でしたが、持ち前の快活さで新しい環境へ飛び込みました。
現場を支える仲間たちと、対面販売への想い
そんな小野さんや、共に現場を支える松崎さんが日々大切にしているのが、市場ならではの「対面販売」です。
お客様と直接顔を合わせ、言葉を交わしながら魚を届ける時間は、チームにとって欠かせない原動力となっています。 社長が大切にする「目の前の人を喜ばせる接客」の精神は、サッカーコーチで培った小野さんのコミュニケーション力や、松崎さんの確かな経験を通じて、毎日の市場の活気へと形を変えています。
上下関係のない、フラットなチームの現在
現在の海老今には、お互いの人となりや背景を深く理解し合う、非常にフラットな空気が流れています。
他職を兼務しながら週末を支えるベテランや、成長を続ける若手、そして外部の専門家が柔軟に連携しています。
「自分一人では、この会社は変えられなかった」
と今野社長が語る通り、社内に上下関係はなく、誰もが笑顔で意見を言い合えるモダンで健やかな環境がここにあります。
魚×エンタメの未来へ、新店舗から始まる物語
海老今の視線は、新商品の開発を進めながら、その先にある「市場の未来を見据えた大型の再開発プロジェクト」へ参画するという、確固たる未来。
目指すのは、これまでの卸売の枠を飛び越えた、卸・小売・体験が三位一体となった“エンタメ型店舗”への移行です。 今野社長がかつて音楽業界や海外のアニメ版権ショップの現場で培ってきた「人を楽しませる演出」の知見を、今度は“魚”に転用し、ワクワクする体験へと仕立て直していきます。
「売る」だけではない。
海老今が提供しているのは、魚を通じて関わるすべての人の中に「笑顔」を咲かせる体験そのものなのです。
株式会社海老今の挑戦は、目の前の市場だけにとどまらない。
彼らが思い描く本当のビジョン、それは「塩竈(しおがま)という地域から、世界へ」向けられている。
かつて外国駐在時に培った今野社長のグローバルな視点と、長年この街で育まれてきた豊かな魚食の文化。 この2つが掛け合わさることで、塩竈の素晴らしい魚の魅力、そして海老今ならではの“笑顔を創るエンターテインメント”を、日本全国、ひいては世界中の人々へと届けていくことができると確信しているす。
地元・塩竈の伝統を心からリスペクトし、その根底にある「おいしさ」と「温かさ」を大切に受け継ぎながら、新しい感性で次世代の体験へと昇華させていく。
新店舗の立ち上げや、未来の大型プロジェクトの先にあるのは、世界を笑顔にする海老今の新しい姿。
伝統を誇りに、小野さんや松崎さんといった頼もしい仲間たちと共に、海老今チームは今、ここ塩竈から世界へ向けて、ワクワクする最初の一歩を踏み出した。
企業情報
宮城県塩竈市新浜町一丁目20番74号
