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職業辞典 01事務 - その他の事務職
【 その他事務 】
ここまで、募集などでよく見かける種類の事務職をそれぞれご紹介してきました。
最後に特定の業界におけるものや、特に専門的な仕事をする事務についていくつか簡単にご紹介します。
生産・工程管理事務
製造業における受注から納品までを含む生産全体の業務を管理する仕事が生産管理です。
工程管理は、設計、開発、稼働、量産などの工程を管理することです。
生産・工程管理事務は、受注から納品までの生産・工程管理をする上で生じるデータを入力したり、伝票や請求書などの書類を作成したりする仕事です。
品質、コスト、納期を分析しながら、製品の企画・調達・出荷に関する事務と、生産計画に基づいて各工程が予定通りに進んでいるかチェックする事務があります。
生産管理事務の仕事は材料や部品管理、外注品の発注と受け入れ業務、外注品の納期の管理、納品のため来社された業者の対応や電話応対など外部の方と接する機会も多い仕事です。
銀行事務
銀行事務の仕事は、大きく分けて、「窓口事務」と「後方事務」の2つがあります。
窓口事務は
お客様の対応を直接行う業務で、引き受ける業務の種類によって窓口が異なります。
受付窓口が高くなっているハイカウンターは、預金口座の新規開設や、普通預金の入金・出金、振込、税金の支払いなどの基本的に迅速な対応が求められる手続きを行います。
座った状態で時間をかけて行う資産運用プランの相談・提案は、ローカウンターで行っています。お客様の話をしっかり伺い、定期預金や投資信託、公共債、保険商品など、ニーズに合った商品を提案します。住宅ローンや教育ローンなどの融資の相談や審査、実行の手続き、アフターフォローなどは融資窓口で、外貨の両替、海外への送金、外為窓口では貿易事務を担当します。
後方事務は
窓口には立たないので、電話対応以外では基本的にお客さまと接することはなく、主に申請書類のチェックをして、専用端末への入力作業を行います。そのほか、入出金・振込の処理や書類の整理なども行います。
通信販売受付事務
通販事務は、通販会社などで受発注管理や書類作成、問い合わせ対応などの事務的な業務を行う職種です。通販やECサイト運営には、フロント業務とバックエンド業務の大きく2つの仕事があります。
フロント業務:
商品企画、マーケティング、仕入れ、サイト運営、宣伝など、ユーザーから見えやすい表側の業務
バックエンド業務:
受注や入金の管理、出荷、在庫管理など、通販事業を後ろから支える裏方の業務
損害保険事務
損保事務の具体的な仕事内容は、損保会社か損保代理店か、また損保会社ではどの部門に配属されるかで役割が違います。
営業部門
営業部門では、保険を募集する損保代理店の教育・育成や営業支援を行います。
対応する相手は主に損保代理店、一般のお客さまなどです。 営業部門での損保事務の仕事内容は、お客さまや代理店からの事故受付から保険金支払いまで、事故情報の登録および進捗管理、事故の相手方との交渉、 事故関係先との連絡・調整などになります。
コールセンター部門
損保会社のコールセンター部門の仕事は、問い合わせ内容でそれぞれ担当が分かれています。
事故受付のコールセンターは契約者からの事故の連絡受付から保険金サービス部門への橋渡しを行います。
契約者からの各種問い合わせを受けるコールセンターでは、契約内容の変更や解約、保険証券の再発行の手続きや、契約内容の確認などの対応を行います。
他にも様々なコールセンターに分類されています。 コールセンターは勤務開始後に研修があり、商品に関しての知識や専用システムの操作方法、応対スキルを身につけてから仕事を開始します。また、営業時間はコールセンターにより、シフト制か曜日固定制かなども異なるので、柔軟な働き方を求める場合は24時間運営のコールセンターを選ぶとシフトの選択肢が広がります。
損保代理店
損保代理店は、損保会社の代理人としてお客さまと保険契約の締結を行います。
主な仕事内容は保険商品のご案内や、見積書・申込書作成、新規申し込みや契約内容の変更、更新時の手続きなどになります。
損保代理店は、いくつかの要素により分類されており、プロ代理店と呼ばれる専業代理店と、他の業務と兼業で行っている兼業代理店(自動車販売業や住宅販売業等)、1社の保険会社とのみ委託契約をしている「専属代理店」と複数の保険会社と委託契約をしている「乗合代理店」、「個人代理店」と「法人代理店」などがあります。
時に専門知識や高いスキルが求められ、会社の経営を陰から支えているのが「事務職」です。専門的な知識や資格が不要な場合も多く、未経験でもチャレンジができるような場合もありますが、どこで働くかによって仕事内容が変わってくるので、自分がどこでどんな働き方をしたいのか、どんなスキルが必要なのかを具体的に考えて事務への転職に臨みましょう。
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