職業辞典　02営業 - 飛び込み営業

【 　飛び込み営業　 】

飛び込み営業とは、事前にアポイントを取らずに個人宅や企業に出向き、サービスや商品を提案する営業手法です。

飛び込み営業で重要なのは、直接対面でのコミュニケーションにより、顧客の反応をその場で確認できることです。
電話やメールでは伝わりにくい商品の魅力を、実際に見せたり体験させたりすることで理解を深めてもらえます。相手の顔色を伺いながらその場でニーズをすぐに汲み取り、スピード感を持って商談に持ち込むことができるという大きなメリットがあります。

一方で、飛び込み営業はアポなしで訪問するため、タイミングによっては相手にされなかったり、迷惑がられて関係が悪化してしまう場合もあります。
飛び込み営業を行う際は、顧客の迷惑にならないように、訪問する前に時間帯や曜日を確認しましょう。

近年では、インターネットの普及などにより、飛び込み営業は時代に適さないと言われることもあります。
しかし、オンラインや電話ではアプローチしづらい業界には訪問営業が今でも効果的です。 また、都心部などでは店舗が密集していることが多く、電話などでアポイントの承諾を得るよりも直接訪問した方が効率良く営業に回れるなど、飛び込み営業ならではのメリットも多く、今後も重宝される営業方法であると言えるでしょう。

飛び込み営業は、新人研修として取り入れている企業もあるほど、営業としての大切な基本が詰まっている仕事です。