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職業辞典 01事務 - 介護事務
【 介護事務 】
介護事務とは、介護施設や介護サービスを提供する事業所(老人ホーム・デイサービス・訪問介護事業所など)で働く事務職のことです。
代表的な業務は介護報酬の請求(レセプト作成)です。その他、一般事務や経理、労務、採用、広報など事業所の運営に関わる幅広い業務を任され、一般事務と共通する部分もありますが、介護に特化した事務業務を行う特徴があります。
介護保険サービスの利用者やその家族、事業所の職員、ケアマネジャー(ケアマネ)、行政の担当者など多くの人々と関わりながら仕事を進めるため、相手を問わない円滑なコミュニケーションが求められます。
介護事務の主な業務は次のようになります。
請求業務
前述の通り、介護の請求業務は、介護事務のメインの仕事と言われています。介護報酬請求業務は、「介護給付費請求書」「介護給付費明細書」などを介護事務が作成し、「国民健康保険団体連合会(国保連)」に提出して、介護報酬を受け取ります。 同時に介護サービスを利用した利用者にも請求書を作成し、利用料の請求を行います。 請求業務はケアマネージャーや生活相談員などと連携して行います。
受付
介護事務の受付業務は、入所・入居の申し込み、見学受付、業者・来客・家族の案内や対応、会計業務、電話対応、郵便・書類などの振り分けなど があります。 介護事務は介護施設などの入り口付近に配置されることが多く、職場の顔となって受付業務を行います。 来客があったときはお茶を出したり、部屋まで案内したりするなどの対応を行います。来客対応は基本的に介護事務が行います。
事務的業務
ワクチンの申し込み、PCR検査の報告など、適宜必要な書類を作成し、関係機関へ報告を行います。関係機関へ提出する書類などの作成は、随時行われます。
労務管理
労務管理業務では、介護職員などの勤怠管理、給与計算、福利厚生管理、安全衛生健康管理、業務改善、就業規則管理、入退職時の従業員管理など 、労務管理に関するさまざまな業務を行います。
備品・施設管理
職場で必要な備品の確認・発注を行います。備品の不足で業務に支障がないように、日々の備品確認は欠かせません。 職場内に清掃担当のスタッフがいない場合などは、職場内の清掃や施設管理を行うこともあります。
サポート業務
職場によって無資格でもできる業務は介護事務がサポートする場合があります。
どこまでサポートするかは施設によって異なるので、気になる方は事前に確認しておくと良いかもしれません。
求められるスキル
コミュニケーションスキル
PCスキル
介護・医療の知識
介護事務に向いている人は?
来訪者・利用者に対する対応や電話対応、関係機関との間をとりもつ役割をこなしていかなければならないため、どのような相手に対しても丁寧にわかりやすくコミュニケーションをとれる人
レセプトや、保険者への提出などは、期限を守れないと支払いの遅れなど事務所の経営に関わる問題にも発展する可能性があるため、責任感を持ち計画的に業務を進めて期限を守れる人
体を動かす仕事の多い介護職員とは対照的に、介護事務はパソコンを使用したデスクワークがほとんどのため、パソコンを使用した仕事やデスクワークをこなすのが好きな人
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